暑い日が続く中、勉強や部活に励む生徒。

久徴園の草木も一生懸命に葉を広げ、夏の花を咲かせています。

 

ユウスゲ

ユウスゲ

( ススキノキ科ワスレグサ属 )
Hemerocallis citrina  Baroni var.  vespertina

夕菅の名にあるように夕方に咲き始め、翌日の午前中にしぼむ一日花です。淡く澄んだレモンイエローの花が特徴的です。三瓶山の北、西の原でも見ることができます。

 

 

 

 

ニッコウキスゲ

ニッコウキスゲ

( ススキノキ科ワスレグサ属 )
Hemerocallis dumortieri  C.Morren var.  esculenta


日光地方に多く、花が橙黄色、葉が笠菅をつくるカサスゲに似ることから名があります。山地や亜高山の草地、湿地に群生し、夏の風物詩としても知られている植物です。

 

 

 

 

ヒオウギ

ヒオウギ

( アヤメ科ヒオウギ属 )
Iris domestica

ヒオウギは、黒、夜、闇に係る枕詞として万葉集に「ぬばたま」の名で 40 首余り登場します。真黒色の種をつけ、葉の姿は檜の扇に似ています。斑点のある花も特徴的です。

 

 

 

 

 

キツネノカミソリ

キツネノカミソリ

( ヒガンバナ科ヒガンバナ属 )
Lycoris sanguinea

森や林に群生する日本固有の多年草です。春に出る葉の姿をカミソリに例えて名がつけられました。ヒガンバナ同様、有毒植物です。綺麗な色の花が咲き、夏の時期には葉がなくなります。



 

 

 

 

カワラナデシコ

カワラナデシコ

( ナデシコ科ナデシコ属 )
Dianthus superbus  L. var.  longicalycinus

山野の日の当たる草地や河原に生える多年草です。万葉集の山上憶良の「秋の七草」として登場します。環境の変化によって自生地の少なくなっている植物です。別名を大和撫子(ヤマトナデシコ)といいます。

久徴園の草木花(2022年6~7月)