8月は雨や風の強い日が続き、久徴園の草花にとっても変化の多い夏となりました。
今月は、キキョウの仲間の「サイヨウシャジン」からご紹介します。また、秋に向けて実をつける草木も見られ始めました。(画像はクリックすると拡大できます。)   

サイヨウシャジン
サイヨウシャジン

サイヨウシャジン(キキョウ科ツリガネニンジン属)
サイヨウシャジン(細葉沙参)は、本州の中国地方以西から九州、琉球に分布する多年草です。非常によく似た仲間に「ツリガネニンジン」という植物があります。トトキの名前で知られる山菜で、萼片に細かい鋸歯(縁にあるギザギザ)がある、やや短い雌しべがある等の点で見分けることができます。どちらも人参のような太い根を持っており、「沙参」という漢方薬の原料に使われ、鎮咳や去痰、強壮剤として用いられます。この時期、繊細で控えめな花を咲かせる美しい山野草の一つです。

 

ウメモドキ
ウメモドキ
エゴノキ
エゴノキ
ワレモコウ
ワレモコウ
サンイントラノオ
サンイントラノオ
ジンジャー
ジンジャー
ゴンズイ
ゴンズイ
ノブドウ
ノブドウ
タンキリマメ
タンキリマメ
セリ
セリ

 

 

久徴園の草花(2021年8月)