やっと梅雨が明けましたね。
久徴園の草花(7月)は、1~2号館中庭や2~3号館中庭に咲いているネジバナから紹介します。
画像はクリックすると拡大できます。

s-%e3%83%8d%e3%82%b8%e3%83%90%e3%83%8a%ef%bc%91
1~2号館の中庭に咲くネジバナ
s-img_2066
2~3号館の中庭に咲くネジバナ

《同じネジバナですが、花の形やねじり具合がほんの少し違うのが分かります。2枚のネジバナの画像を拡大してご覧ください》

 


【ネジバナ(ラン科)】
花が螺旋状につき、ねじれているように見えることからその名前がつきました。
右巻き、左巻き、バランス良くねじれたもの、そうでないもの、途中から巻き方が変わるもの、環境に合わせた形があることに気付かされます。
花をよく見ると、とても繊細なつくりになっているのが分かると思います。
ランの花の構造は単子葉類の中でも大きく進化したグループとされ、種子も極めて小さく軽量化されています。
また、ランは貯蔵栄養がなく自力で発芽できないので、根に菌類を共生させる「菌根」という独自の構造を持っています。
さらに、ふつうは雄しべと雌しべは別々ですが、ランの多くは雄しべと雌しべが合体した「ずい柱」という器官をもっているのも特徴的です。
よく目にする植物にも、知らない植物の構造や知恵がたくさん隠されています。(a)


s-img_1948
ガクアジサイ
s-img_2076
ハイドランジア

s-img_1941
ノカンゾウ
s-img_2031
ニッコウキスゲ
s-img_2036
ユウスゲ

s-img_1944
ヒメヒオウギズイセン
s-img_2038
ヤブカンゾウ
s-img_2083
アサザ

s-img_1949
ニガグサ
s-img_2087
エゾミソハギ
s-img_2100
フサフジウツギ

s-img_1959
マサキ
s-img_2060
モッコク
s-img_2067
ウマノスズクサ
久徴園の草花[7月]2020