厳しく暑い夏の日が続いています。
今月は久徴園入り口付近に至る所に咲き誇っている「ウバユリ」から紹介します。

(画像はクリックすると拡大します)

ウバユリ

ウバユリ(ユリ科ウバユリ属)
横向きに白く上品で味わいのある花が咲きます。葉の形が他のユリ科植物と違いハート形です。和名は、花が咲くころに葉がない(歯がない)ことに由来して「姥百合」ですが、実際にはまだ葉は残っています。英名ではHeartleaf  lilyと呼ばれます。こっちの方がいいですね。(笑)

 

ナゴラン

ナゴラン(ラン科ナゴラン属)
地面には根を下ろさず、樹状の幹や枝、岩肌に根をしっかり固定させて(着生させて)生活します。名前は産地の一つでもある沖縄の名護に由来し、漢字をあてると「名護蘭」となります。久徴園入り口付近のマメガキの木の高いところに着生しています。今年は花の時期の撮影を逃してしまい(T)先生に画像を提供していただきました。ありがとうございます。

 

フウラン

フウラン(ラン科フウラン属)
種が風に乗って飛んできて付いたのでしょう、「風蘭」という名前がつけられました。一つの株では、往々にして、ほとんどの花が同じ方向を向いて咲くのが印象的です。夜になると甘い香りを出し、夜に活動する虫を待っています。気根と呼ばれる根を長く伸ばし、しっかりと木につかまっています。

 

ヒオウギ

ヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)
暑い夏に鮮やかなオレンジ色の花を咲かせ、秋から冬には艶やかな黒い実“ぬばたま”を実らせるヒオウギ。漢字で書くと「檜扇」で、葉が長く扇状に広がり、宮廷人が持つ檜扇に似ていることに由来します。この時期、正面玄関横とソテツの花壇でお客様をお迎えします。

オオバギボウシ
ムクゲ
ヤノネボンテンカ
エゾミソハギ
キンシバイ
ニッコウキスゲ
ハマナデシコ
アオスジアゲハ
ジャコウアゲハ
ニホンアカガエル
久徴園の草木花(2025年7月)