9月に入ってもまだまだ暑い日が続きました。
そんな中、久徴園の草木花は少しずつ秋の装いに変わってきています。
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ヒガンバナ・ショウキズイセン・シロバナマンジュシャゲ(ヒガンバナ科ヒガンバナ属)
秋のお彼岸の頃に開花することにちなんで、「彼岸花」別名は「曼殊沙華」です。黄色いヒガンバナと言われるショウキズイセンはやや遅れて開花します。球根には「リコリン」という毒性の成分が含まれており、モグラやネズミなどの害獣除けとして田んぼのあぜ道や墓地などに植えられます。群生して咲く様子は秋の風物詩として親しまれます。

ボダイジュ(アオイ科シナノキ属)
初夏に淡黄色の花を咲かせ、9月から10月頃に堅果(けんか)と呼ばれる果実が成熟します。花柄(かへい)に付いた「へら形」の苞葉が竹とんぼのように回転することで、風に乗って飛散します。自然が生み出した機能的で美しい造形ですね。

エゾツリバナ(ニシキギ科ニシキギ属)
花の時期は小さな花をひっそりと咲かせ、あまり目立ちません。秋が近づくと赤い果実を吊り下げてよく目立ちます。久徴園、奥に上っていくと中程で見ることが出来ます。

ゲンノショウコ(フウロソウ科フウロソウ属)
漢字で書くと「現の証拠」、古い時代から下痢止めの薬草として使われ、煎じて飲めばたちまち薬効が現れることからその名が付きました。ロックガーデン周辺に点々と生えています。











久徴園の草木花(2025年9月)