気温が下がり始め、久徴園の紅葉も進んできました。楓などの落葉樹が、赤や黄色の様々な衣をまとい、見るものを楽しませてくれます。

 

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ヒオウギ(ぬばたま)
ヒオウギの花(7月掲載)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヒオウギ(アヤメ科アヤメ属)
この光沢のある真っ黒なヒオウギの種子を「ぬばたま」と言います。「ぬばたまの」と言えば有名な枕詞で、黒、夜、髪、闇といった言葉を導く、万葉集に多く詠まれています。ツヤツヤと光沢のある黒い種子が房状にまとまっている様子は、花が終わった後のヒオウギの新たな見どころです。

 

ムラサキシキブ
ヤブムラサキ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ムラサキシキブ・ヤブムラサキ(シソ科ムラサキシキブ属)
山地に普通に見られ、人の背丈ほどの落葉樹です。この時期3mmほどの紫の実が熟すことから「紫式部」の名前がついたのでしょう。また、ムラサキシキブによく似たヤブムラサキも久徴園では見ることができます。こちらは、葉や茎全体に短毛が多く、ビロードのような非常に柔らかい手触りが特徴です。

 

キンモクセイ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

キンモクセイ(モクセイ科モクセイ属)
和名の由来は、樹皮が動物のサイ(犀)の足に似ていることから中国で「木犀」と名付けられ、「金」の部分は原種であるギンモクセイが白い花を付けるのに対し、オレンジ色の花をつけることから名づけられました。甘い香りを放ち、ジンチョウゲ、クチナシと合わせて、日本の三大芳香木のひとつに数えられています。

 

アキグミ
クサギ
シャリンバイ
セイヨウヒイラギ
ニシキギ
ハナミズキ
ツワブキ
ノコンギク
リュウノウギク
イソギク
ヒイラギモクセイ
クサヤツデ
メタセコイア
発見Ⅱ
渡り廊下にて
久徴園の草木花(2025年11月)