7月28日(水)、島根県立八雲立つ風土記の丘との共催による「出雲高等学校第3学年課題研究活動発表会」を実施しました。当日は風土記の丘を会場に、本校より5名が参加しました。
 この企画は、SSH事業の一環として、『出雲国風土記』について研究している本校の第3学年多文化共生システム7A班が専門職員に向けてプレゼンテーションを行うことで研究内容を深化させるとともに、地域・社会に還元することを目的としています。
 当日は、島根大学、島根県古代文化センター、出雲弥生の森博物館などの職員の方を講師としてお招きし、「言語資料から古代の出雲の社会を浮かび上がらせる」という研究テーマのもと、生徒たちは発表を行いました。
 講師の方々の講評では、「丁寧に文献調査が行われ、自分たちが思いもつかない発想力や独創力があって良かった」とのご意見をいただいた一方、「科学的な視点をもっと取り入れるとなお良かった」「他の様々な文献も調べてみると考えが広がる」など新たな示唆を与えてくださりました。また講評後には、講師の方々とディスカッションを行い、さらに内容を深めることができました。
 参加した生徒たちも、「専門職の方々の前で発表したのは緊張しましたが、資料の扱い方や新たな発見があり、とても勉強になりました」と感想を述べており、専門職の方と交流を深めることで探究学習の奥深さを学ぶことができたのではないかと思います。
 生徒たちの研究活動はここで一区切りになりますが、今後の活動にとってもプラスになる非常に有意義な発表会となりました。

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八雲立つ風土記の丘との共催「課題研究活動発表会」の実施