全国大会等出場壮行式 激励の言葉

令和4年12月12日(月)
校長 多々納 雄二


・全国大会への出場権を獲得した、ESS部、弓道部、山岳部の皆さん、おめでとうございます。県大会等を勝ち抜いての栄誉であり、島根の高校生の代表として、また出雲高校生としての誇りを持って、堂々とプレーしてきてください。本番での悔いのない活躍を祈っています。

・現在、4年に1度のサッカーワールドカップがカタールで開催されています。日本中を歓喜の渦に巻き込んだサムライブルーの活躍は記憶に新しいところです。興味のあるなしにかかわらず、世を席巻した印象深い言葉を引き合いにして、皆さんにエールを送ります。

・「まだ何も決まっていない」

強豪のドイツに勝った後、与しやすしと思われたコスタリカに敗れた後、同様に伝えられた言葉です。歴史的勝利をあげようが、批判を受ける敗戦となろうが、次なる戦いに全力を尽くす思いを込めた言葉でした。

皆さんも同様です。全国大会では、いわゆる「凄い」人達に出会うことでしょう。太刀打ちできるだろうかと、たじろぐこともあるかもしれません。でも、自分達を過小評価して試合前から諦めたり、逆に奢ったりしないことが大切です。普段の練習成果を最大限発揮できるよう、全力を尽くすことができればそれでいいのです。サムライ達がそうした気持ちで挑んだように、一戦必勝、直向きに目前の試合に全力投入してきてください。

・「新しい景色を見たい」

ベスト8入りを目標として合言葉としていたもの。惜しくも目標は叶わなかったものの、W杯優勝経験国であるドイツ、スペインを破るといったジャイアントキリングを成し遂げたサムライ達。

皆さんは既に「新しい景色を見る」権利を得ていると思います。「見たい景色」と「見える景色」は必ずしも一致しないかもしれませんが、ジャイアントキリングなどを起こして、更に新しい景色を見てきてください。見えた景色の価値は、見た者にしかわからない。しっかりと目に焼き付けてきてください。健闘を祈ります。

・コロナ感染症は、まだまだ予断を許しません。マスク着用、手指消毒などの自衛的な予防対策にしっかりと取り組むことで、大会が無事行われるように、まずは自分たちから率先して、感染症から我が身を、また活動を守り抜いてください。

・結びに、会場には行けませんが、どこにいても気持ちは一つ、出雲高校生の活躍をみんなで祈り、応援しています。選手の皆さん、悔いだけは残さず、精一杯の自己表現、パフォーマンスの発揮を期待しています。頑張ってきてください。

以上です。

全国大会等出場壮行式 激励の言葉