6月26日(木)16:50より、国立感染症研究所感染症疫学センター主任研究官の大日康史先生にお越しいただき、交流座談会を行いました。
本校の約30名の生徒が参加し、大日先生からは新型コロナウィルス感染症に関する罹患数の推移などの現状と傾向、考えられる対策等多くのお話を伺いました。

生徒からは、
「マスクをつけるといった対策をとっているが、どれくらいの効果があるのか?」
「日本の抗体保有率は0.1%と非常に低いが、これからどうなっていくのか?」等々の質問が出されました。

大日先生からは、
「マスクはコロナにかからないようにするもの、というよりも他の人にうつさないようにするもの」
「抗体保有率が低いのは検査した時期と検査対象となった母集団も考慮に入れる必要がある」といった多くの示唆をいただきました。

マスク等の感染症対策を言われるままに行うのではなく、新型コロナウィルスに対して各自が正しい理解をした上で効果的な対策を講じることが大切であることを学ぶ良い機会となりました。

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交流座談会の様子

 また本校HPでは、以前より大日先生に寄稿いただきました新型コロナウィルスに関する最新の研究内容の一端を英文にて紹介しています。
内容は、英文のみと英文と和文、和文のみの3種類に分かれています。
英文読解の材料となる上、最先端の新型コロナ研究に関する内容を学べるという良材ですので併せてお読みいただければと思います。

COVID-19(新型コロナウイルス)への正しい理解をするためのオンライン学習教材について

国立感染症研究所大日康史先生を囲んで座談会を行いました